シュメール語 |
アッカド語 |
役割 |
関連都市 |
アン |
アヌAnu |
天の神 |
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「太陽の頂き」あるいは「天」という意味の名前を持つ神である。
シュメール神話の中では、大地の神エンリルや深淵の水の神エンキと並んで最も古い神である。
アヌは罪を犯したものを裁く力があり、星はアヌの兵士として創造されたと信じられている。
ジャッカルの姿で描かれる。
雄牛の角を持つ王冠はアヌを表している。 |
アンシャルAnshar |
アッシュル |
天の神 ニンニルの配偶神 |
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パンテオンの最高神。名前は「天の中心」を意味する。
アッシリアの国神 |
エンリルEnlill |
ベール (Ellil) |
大気の神(シュメールの主神 |
ニップル |
エンリルは風と嵐の神であった。
別の説話では、人類を滅ぼすために大洪水を引き起こしたとされる。 |
エンキ |
エアEa |
地と水の神 知恵の神 |
エリドゥ |
人間を作り出したとされている。アンの子供。
実在の王が神格化されたとも言われている。 |
アブズ |
アプスApsu |
[深淵][地中の真水] |
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世界のはじめに天地を生み出した父なる深淵の神で、エア神の領界を神格化したものです。
配偶女神は混沌の精チアマット。
永遠の混沌を望み、子孫である神々が宇宙を支配し秩序立てようと願っていたのを快く思わず、
息子ムンムと共謀して神々を邪魔しました。
しかし、エアの呪文によって滅ぼされた。 |
ウトゥ |
シャマシShamash |
太陽神、正義の神 |
ラルサ、
シッパル |
マシュ山のそばにある東の門から現れて全てのものを照らし、旅人とともに天空を横切り、
西の門より天の奥に帰り休憩をし、翌朝再び東の門から現れるという。
正義の神、季節を司る神、そしてしばしば戦争の勝利と敗北を決定する神として崇められた。
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ナンナル |
シン |
月神 |
ウル |
イシュタルの母。
シュメール世界では夜の闇が生命・生物の源とされ、それを司るものは月神。
三日月が牛角の形に通じることから、畜牛の繁殖とも関係づけられます。 |
イナンナ |
イシュタル |
愛と金星の女神 |
ウルク |
戦争に際しては、別な戦の神ニヌルタと共に勝利が祈願され、勝利した後には
盛大な祭儀が執り行われた。
武者姿をしている。シュメールの豊穣と愛の女神。
また、ナツメヤシ貯蔵庫の女神、羊飼いの女神。
明けと宵の明星の女神であり、宵の明星の女神としては娼婦の擁護者 |
ニンフルサグ |
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山の母神 |
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ヘビまたは雌ウシの姿として描かれることがある。 |
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シュメールの豊穣女神、メソポタミア諸王の守護女神。
また、出産の女神ともされ、妊娠した動物を出産の間置く小屋、囲い、畜舎などを支配しました。 |
ニヌルタ |
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戦いの神 エンリルの子 |
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シュメールの狩猟、戦、農耕、植物、雨の神。
アンズーを退治した英雄神。
「ギルガメシュ叙事詩」第十一書板の洪水神話においては、暴風雨を呼び
積極的に大洪水を起こした神々の一人になっています。 |
ニンガル |
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ウトゥとイナンナの母、ナンナルの妻 |
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配偶神は月神ナンナルで、同じくウルが主聖域です。
また、イナンナ(イシュタル)、ウトゥ(シャマシュ)の母ともいわれました。 |
シャラ |
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イナンナの息子? |
ウンマ |
シュメールの牧畜神。ウンマ市の守護神で、
神殿はエマフです |
ドゥムジDumu-zid |
Tammuzi |
牧羊神、イナンナの夫 |
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ウルク第一王朝の第3の王。イシュタルの夫だが、不仲でイシュタルが冥界で殺されても救出に
参加しなかったために、1年のうち半分を冥界で暮らすようになる。
植物の周期の神であるのは、季節の変化と地上から彼が消えることとが関連づけられたからである。 |
エンキドゥ |
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農耕神 |
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水路と運河の主。女神イナンナの配偶者候補でありましたが、
穏和なエンキムドゥはドゥムヂに女神を譲ってしまう。 |
ニニシナ |
ニンイシン |
イシンの女神 |
イシン |
癒し、安産、性愛を司りますが、元来は穀物の女神。
父神はアヌ、母神はウラシュ、配偶神はパビルサグ |
ババ |
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地母神 |
ラガシュ |
ババはシュメールの女神で父神は天神アン、
配偶神は戦神ニンギルス |
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ニンギルス |
エンリルの子 |
ラガシュ
(主神) |
ラガシュのギルス地区の守護神。植物神、戦神。
随鳥は聖鳥イムドゥグド、象徴は嵐とライオン |
ギビルGibil |
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火と光の神 |
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シュメール古来の火を司る神です。父神はエンキ。
セム系言語では、ギッル、ギッラと呼ばれたようです。 |
ニダバ |
ニサバ |
書記の女神 シュメールの農耕、穀物の女神 |
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ウンマ王ルガルザゲシの個人神。 |
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イシュハラ |
メソポタミアの愛の女神。星座は蠍座 |
シッパル、
ラルサ、マリ |
フルリ系神統譜の大女神としてはアララク、ウガリト、
エマル、チャガル・バザルで崇拝され、
ヒッタイト系神統譜にも加わりました。
誓約、癒し、呪詛の女神 |
アサルルヒ |
マルドゥーク |
呪術師、英雄、木星神 |
バビロン |
手に鍬を持っていることから元来は農耕神であったといわれている。
全ての神々の 王であり、「50の名を持つ神」として称えられ、 人間に判決を下し 、
魔術と知恵を司り 水神でもあった。
後には「他の神の大半はマルドゥク神が別の姿で現れているに過ぎない」とまで主張された。 |
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サルパニト |
マルドゥークの妻 |
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銀のようにきらきら輝くもの。
配偶神はバビロニアの主神メロダック |
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ティアマトTiamat |
海の母神 バビロニアの女神
原初の女神 |
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全ての神々を生み出した太母。
その名は「苦い水(塩水)」を意味し、伴侶である神 アプスーは「甘い水(淡水)」の意である。
マルドゥークは孫。
アプスーが子供を殺そうとしたとき、それを助けたが、後に裏切られ、子供と戦争になる。
その時には勝利したが、孫のマルドゥークに殺される。 |
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イルラ |
ペストと戦争の神 |
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トト |
ナブ |
知恵と文学の神、マルドゥークの子、水星の神 |
ニネヴェ、
ボルシッバ |
文字を発明し、文字を書くこと、天文学、そして人間の運命の決定も司ります。
また農作の神であり、平野を感慨する地下の水源を開き、飢饉や災害を未然に防ぐものでもあります。
天体は水星です。
「イザヤ書」第四十六章にネボの呼称で名を残しています。 |
ムスタバル
(星名) |
ネルガル |
冥界の王、火星神 |
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シュメールの冥界神・冥界の王。
また、太陽神であり戦争、病気、そして大洪水をも司る神
酷熱を下し、病気、疫病、あらゆる不幸をもたらすとされます。
戦神としては巨大な獅子の姿で表され、常に人間の血に飢えています。冥府の王となったのは、
神話によるとエレシュ・キ・ガルの配偶神になったため。 |
サグウシュ
(星名) |
カイマーヌ |
土星神 |
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エレシュキEresh-ki-gal |
冥府の女神 |
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シュメールの黄泉の国の女王で死の女神。
配偶神は、古くはグガルアンナ、古バビロニア時代以降はネルガル或いはエラ。また、
イナンナ(イシュタル)の姉でライバルです。
アルラタ、イルカルラとも呼ばれました。
疫病神ナムタルを使者にしています。 |
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エラ |
疫病の神 |
クター |
アッカドの戦い、暴力、焦土、破壊の神。ネルガルの別名 |
ニンティ |
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生誕の女神、肋骨から子を作ることができる。あばら骨の女神 |
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大地神エンキが女神ニンフルサグの作った薬草にあたって病気になり、体の具合が悪くなります。
あばら骨が痛むと訴えるニンキに対してニンフルサグは
「女神ニンティを わたしはあなたのためにお産みしました」と言った。 |
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アッカ |
アッカド人の名祖。水瓶座の原型となった |
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イシュクル |
アダト Adad |
都市ハラブ(アレッポ)、カルカルの守護神 |
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雷神。暴風、洪水、戦と農耕に欠かせない雨を司どる神。
英雄ギルガメシュに雄々しさを授けた神 |
アルテミス |
月の女神. 熊にたとえられる。北極を守護する大熊座 |
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子熊座はアルカス(アルカディアの語源)その母は
アルテミス・カリステで大熊座 |
Arthur |
アーサー王 |
ウェールズ語では
天界のクマArth Vawr
という意味
(子熊座を意味する) |